「Tfasは独学で覚えられる?」
「CAD初心者でもTfasを使えるようになる?」
「会社でTfasを使うことになったけど、誰も教えてくれない……」
「Tfasを覚えたいけど、独学とCADスクールならどっちがいい?」
Tfasを使い始めたばかりなら、こんな悩みがあると思います。
結論から言うと、
Tfasは独学でも覚えられます。
ただし、
「Tfasの操作を覚えること」と「Tfasを使って実務図面を作れるようになること」は別です。
ここはかなり重要です。
私自身、Tfasを最初から教えてもらえたわけではありません。
約5年前、初めてTfasを使ったときは、ビューワーを使うところから始まりました。
そこから仕事で必要になった操作を一つずつ調べながら覚え、現在では設備図面の修正や既存図面の作り直しなどを実務で行っています。
そのため、この記事では「独学できます」という結論だけではなく、
- 独学に向いている人
- 独学でつまずきやすいポイント
- 独学するなら何から始めるか
- CADスクールを使ったほうがいい人
- noteなどの実務教材を使う方法
まで整理します。
Tfasは独学できる?
まず、Tfasそのものを独学で覚えることは可能です。
私自身も、最初から体系的なTfas教育を受けたわけではありません。
実際の仕事で、
「これを修正しないといけない」
「この図面を印刷したい」
「この図形を変更したい」
という必要性が出てきたときに、その都度調べて覚えていきました。
そのため、Tfasを独学すること自体は十分可能だと思います。
ただし、注意したいのが、
独学=簡単
ではないことです。
独学で一番難しいのは「何から覚えるか」
Tfas初心者が独学するときに困りやすいのが、
「そもそも何から覚えればいいの?」
という問題です。
Tfasにはたくさんの機能があります。
最初からすべて覚えようとすると、かなり効率が悪くなります。
例えば、
- 画面操作
- 拡大・縮小
- 移動
- 選択
- コピー
- 削除
- レイヤー
- シート
- 文字
- 寸法
- 図形編集
- 設備部材
- 配管
- ダクト
- 機器
- 印刷
- 3D
などがあります。
しかし、最初から全部必要なわけではありません。
私ならTfasをこの順番で独学する
もし今、Tfasをまったく使えない状態に戻ったとしたら、私は次の順番で覚えます。
STEP1 まず図面を見る
いきなり操作を覚える前に、
「この図面には何が描かれているのか」
を理解します。
設備CADの場合、CAD操作だけ分かっていても、図面の意味が分からなければ実務では困ります。
例えば、
- 配管
- ダクト
- 機器
- 衛生器具
- スリーブ
- 建築図
- 他設備との位置関係
などです。
STEP2 基本操作を覚える
次に基本操作です。
最初は、
- 拡大
- 縮小
- 移動
- 選択
- コピー
- 削除
- 元に戻す
- 保存
- 印刷
などを覚えます。
ここでは「Tfasを完璧にする」必要はありません。
仕事で毎日使う操作から覚える
という考え方で十分です。
STEP3 レイヤー・シートを理解する
初心者がつまずきやすいのが、レイヤーやシートです。
図面を開いたときに、
「線はあるのに選択できない」
「表示されない」
「変更したはずなのに反映されない」
ということがあります。
こうした問題を解決するためにも、レイヤーやシートの基本的な考え方は早めに覚えたほうがいいです。
STEP4 既存図面を修正する
いきなり一から図面を作る必要はありません。
むしろ最初は、
既存図面を修正する練習
から始めることをおすすめします。
例えば、
- 配管の位置を変更する
- 機器を移動する
- 文字を変更する
- 寸法を修正する
- 図形をコピーする
- 不要な図形を削除する
などです。
実際の仕事でも、最初から図面を一から作るとは限りません。
そのため、
「既存図面を修正できる」
というところから始めると、実務につながりやすくなります。
STEP5 設備図面を理解する
ここからが「CAD操作」から「実務」に変わっていくところです。
例えば、
「この線は何なのか?」
「この機器は何なのか?」
「この配管はどこにつながっているのか?」
「このダクトはどこから来ているのか?」
などを理解していきます。
施工管理経験がある人なら、ここは比較的理解しやすいかもしれません。
逆に、CADだけを勉強していて設備そのものを知らない場合、ここで苦労する可能性があります。
STEP6 実際の施工図を扱う
ある程度操作に慣れたら、施工図に進みます。
ここでは単純に線を引くだけではなく、
- 納まり
- 他設備との干渉
- 建築との関係
- 現場で施工できるか
- 図面として成立しているか
などを考える必要があります。
ここまで来ると、
「Tfasの操作を覚えた」
から、
「Tfasを使って仕事ができる」
に近づいてきます。
STEP7 必要になった機能を追加で覚える
最後に、仕事で必要になった機能を追加していきます。
例えば、
- 3D
- アイソメ図
- レイアウト
- 印刷
- 図面比較
- 環境設定
- 作業効率化
などです。
最初から全部覚える必要はありません。
必要になった機能を、その都度覚える。
これが独学ではかなり効率的です。
Tfas独学で挫折しやすい3つの理由
ここまで読むと、
「じゃあ独学でいいじゃん」
と思うかもしれません。
しかし、独学には弱点もあります。
① 分からないところで止まる
一番大きい問題です。
例えば、
「この図形をどうやって作るの?」
と調べても、検索しても答えが見つからないことがあります。
そして、
30分、1時間と一つの操作で悩む
ことがあります。
これは独学の大きなデメリットです。
② 自分が何を覚えるべきか分からない
これも大きいです。
Tfasには大量の機能があります。
そのため、
「とりあえず全部覚えよう」
とすると、必要のない機能まで勉強することになります。
実務で使うなら、
「今の自分に必要な操作は何か」
を判断することが重要です。
③ 操作はできるけど、図面が作れない
これも注意してください。
例えば、
「線を引ける」
「コピーできる」
「文字を入力できる」
という状態でも、
「じゃあ、この設備図面を作ってください」
と言われると、急に難しくなることがあります。
これは、
CAD操作と図面作成は別のスキル
だからです。
独学とCADスクール、どっちがいい?
これは人によります。
私は次のように考えます。
| タイプ | 向いている方法 |
|---|---|
| とにかく費用を抑えたい | 独学 |
| 自分で調べるのが苦ではない | 独学 |
| 仕事で少しずつ覚えられる | 独学 |
| 何から覚えるか分からない | スクール |
| 短期間で体系的に覚えたい | スクール |
| 分からないところをすぐ質問したい | スクール |
| 転職目的で期限がある | スクールも検討 |
| 実務図面まで体系的に学びたい | スクールも検討 |
つまり、
独学とスクールのどちらが正解というわけではありません。
自分の目的で決めればいいと思います。
Tfas独学が向いている人
例えば、
- すでにTfasを使える環境がある
- 職場で質問できる人がいる
- 実際の図面を触れる
- 分からないことを自分で調べられる
- 時間をかけてもいい
- できるだけお金をかけたくない
という人なら、独学から始めるのは十分ありです。
特に、
仕事でTfasを使う予定がある人
なら、実際の図面を触りながら覚えられるので、独学との相性は良いと思います。
Tfasスクールを検討したほうがいい人
一方で、
- 会社にTfasがない
- Tfasを教えてくれる人がいない
- CAD自体が初めて
- 何から勉強すればいいか分からない
- 転職まで時間がない
- 独学で何度も挫折している
- 体系的に学びたい
という人は、スクールを検討してもいいでしょう。
現在はTfasを扱うCAD講座もあり、基本操作だけでなく、設備図面の作図までカリキュラムに含む講座があります。
スクールを選ぶ場合は、
「Tfasの操作方法を教えてくれるか」だけではなく、「設備図面まで学べるか」
を確認してください。
CADスクールを選ぶときに確認したい5つのこと
スクールなら何でもいいわけではありません。
① Tfasを実際に扱っているか
AutoCADやRevitの講座があっても、Tfasを学びたいなら意味がありません。
当然ですが、
Tfasの講座があるか
を確認してください。
② 操作だけなのか
ここはかなり重要です。
例えば、
基本操作 → コマンド練習
だけなのか、
基本操作 → 設備図面作成 → 実務課題
までやるのか。
目的によって選ぶべき講座は変わります。
③ 設備図面を学べるか
Tfasは設備CADです。
そのため、
- 空調
- 衛生
- 電気
など、自分が必要とする分野の図面を学べるか確認します。
④ 質問できるか
独学の最大の弱点は、
分からないときに聞けないこと
です。
スクールなら、
「この操作が分からない」
「この図面の作り方が分からない」
という疑問を質問できる環境があるか確認しましょう。
⑤ 転職目的なら求人とのつながりを見る
「Tfasを覚えたい」というだけではなく、
「Tfasを使って転職したい」
という人は、スクールを選ぶ基準も変わります。
例えば、
- CADオペレーターを目指せるか
- 設備CADの実務を学べるか
- ポートフォリオを作れるか
- 転職サポートがあるか
などを確認します。
じゃあ、独学するなら何を使えばいい?
ここで私がおすすめしたいのは、
「一つの教材を最初から最後まで全部やる」
という方法だけにこだわらないことです。
Tfasは実務で必要になる操作が人によって違います。
そのため、
基本操作を覚える
↓
分からない操作を調べる
↓
実際に手を動かす
↓
また分からないところを調べる
という繰り返しのほうが、実務では効率的です。
このブログでも、Tfas初心者向けの記事や、個別の操作方法を多数紹介しています。
「この操作だけ分からない」という場合は、必要な記事だけ拾っていく使い方でも構いません。
もっと実務的なTfasの使い方を知りたい人へ
基本操作だけではなく、
- 図面作成
- アイソメ図
- 墨出し
- 配管
- レイアウト
- 3D
- 実務での小技
などを知りたい場合は、実際の現場で使った方法をまとめた教材を利用する方法もあります。
私自身が実務で試してきたTfasの使い方については、noteでも有料記事としてまとめています。
特に、
「基本操作は分かるけど、実際の図面をどう作ればいいのか分からない」
という人は、単なる操作マニュアルとは違う教材を探してみるといいと思います。
👉 Tfas実務で使える操作・図面作成をまとめたnoteはこちら
※ここは、実際に販売するnote記事へのリンクを設置してください。
Tfasを独学するなら「実際に手を動かす」ことが重要
Tfasに限った話ではありませんが、CADは、
見るだけではなかなか身につきません。
例えば、
「この操作方法は分かった」
だけではなく、
実際にTfasを開いて、
同じ操作をやってみる
ことが重要です。
さらに、
自分で少し条件を変えてみる
ところまでやると、かなり理解しやすくなります。
私自身も、仕事で必要な操作を調べて、それを実際に試すという繰り返しで覚えてきました。
独学なら「全部覚える」という考え方を捨てる
Tfas初心者に伝えたいのは、
最初から全部覚えなくていい
ということです。
例えば、
「3Dまで使えないとTfasが使えるとは言えない」
と考える必要はありません。
まず、
- 図面を見る
- 基本操作
- レイヤー・シート
- 既存図面の修正
- 設備図面を理解する
- 施工図を扱う
- 必要な機能を追加する
という順番でいいと思います。
仕事で必要になれば、その都度覚えればいいのです。
Tfasを覚えたら、次に何を目指す?
Tfasを覚える目的は人によって違います。
施工管理の仕事で図面を扱いやすくしたい人もいるでしょう。
CADオペレーターへ転職したい人もいるでしょう。
さらにRebroやRevitなど、BIM系のスキルへ広げたい人もいると思います。
もし転職を考えているなら、
「Tfasを覚えること」自体をゴールにしない
ことも重要です。
「Tfasを使って何の仕事をしたいのか」
まで考えておくと、次に覚えるべきスキルも決めやすくなります。
まとめ|Tfasは独学できる。ただし目的によって方法を変える
Tfasは独学でも覚えられます。
私自身も、実務の中で必要な操作を調べながら少しずつ覚えてきました。
ただし、
Tfasの操作を覚えることと、Tfasを使って実務図面を作れることは別です。
独学するなら、
- 図面を理解する
- 基本操作を覚える
- レイヤー・シートを理解する
- 既存図面を修正する
- 設備図面を理解する
- 施工図を扱う
- 必要な機能を追加する
という順番がおすすめです。
そして、
- 費用を抑えたい
- 自分で調べられる
- 実際にTfasを触れる
という人なら、まず独学。
一方、
- 何から覚えればいいか分からない
- 短期間で覚えたい
- 質問できる環境が欲しい
- 転職目的で体系的に学びたい
という人なら、CADスクールも選択肢になります。
また、
「基本操作はできるけど、実務図面を作る方法が分からない」
という人なら、実務経験をもとにした教材を使う方法もあります。
大切なのは、
「Tfasを覚える」ではなく、「Tfasを使って何ができるようになりたいのか」を決めることです。

