「Tfasオペレーターってどんな仕事?」
「施工管理とTfasオペレーターは何が違う?」
「Tfasを使えるけど、CADオペレーターとして転職できる?」
「Tfasオペレーターの年収ってどれくらい?」
設備関係の仕事をしていると、一度は気になるのではないでしょうか。
私自身、設備施工管理を約5年、Tfasを約5年間使ってきました。
最初からTfasが使えたわけではありません。
むしろ最初は、図面の見方すらよく分からない状態でした。
そこから現場でTfasを使い続け、
- 配管図
- ダクト図
- 機器図
- 施工図
- 竣工図
- 既存図面の修正
- 図面の印刷
- PDF化
- レイヤー・シート管理
- 3D表示
などを経験してきました。
現在では、Tfasの操作について現場の人から聞かれることもあります。
この記事では、そんな私の経験をもとに、
「Tfasオペレーターとはどんな仕事なのか」
を施工管理経験者の目線から解説します。
なお、私はTfasオペレーターとして勤務した経験はありません。
そのため、この記事ではCADオペレーター経験者としてではなく、
設備施工管理としてTfasを約5年間実務で使ってきた立場
から仕事内容や必要スキルを解説します。
Tfasオペレーターとは?
まず、Tfasとは何なのか。
Tfasは、設備工事で使われるCADソフトです。
空調・衛生・給排水・配管・ダクトなど、設備関連の図面を作成・編集するために使用されます。
そのため、一般的なCADオペレーターとは少し違い、
「設備に関する知識+CAD操作」
が求められる仕事だと考えたほうがいいでしょう。
例えば、Tfasを使って、
- 配管を描く
- ダクトを描く
- 機器を配置する
- 図面を修正する
- 施工図を作成する
- 竣工図を作成する
- 既存図を修正する
- 3Dで確認する
- 図面を印刷する
- PDFに変換する
といった業務を行います。
ただし、会社や現場によって仕事内容は大きく異なります。
Tfasオペレーターの仕事内容
では、具体的にどんな仕事をするのでしょうか。
私が実際にTfasを使って経験してきた業務も含めて紹介します。
①施工図の作成・修正
設備工事では、施工するための図面が必要になります。
例えば、
- 配管
- ダクト
- 機器
- 衛生器具
- 各種設備
などを図面上に配置していきます。
ただし、すべてをゼロから作るとは限りません。
既存図面をもとに、
「ここを変更する」
「この機器を追加する」
「配管ルートを変更する」
といった修正作業もあります。
私自身も、既存図面を修正しながら施工図を作る仕事を多く経験してきました。
②既存図面の修正
設備工事では、古い図面と現在の現場が一致していないことがあります。
実際の現場を確認すると、
「図面ではここにあるはずなのに、実際には違う」
ということもあります。
その場合、
現場の状況を確認して図面を修正する
という作業が発生します。
私は改修工事などで、既存の配管・ダクト・機器などを確認し、それを図面に反映する作業を経験してきました。
③竣工図の作成
工事が終わったら、
「実際には最終的にどう施工されたのか」
を図面に残します。
これが竣工図です。
工事前の図面と、実際に施工された状態が違うことは珍しくありません。
そのため、
施工後の状態を図面に反映する
作業が必要になります。
私自身、改修工事などで古い紙図面しか残っていない現場の竣工図をデータ化した経験もあります。
④図面のPDF化・印刷
意外と重要なのが、図面を作った後の作業です。
現場では、
- PDFでメールする
- 元請に提出する
- 関係会社に送る
- 現場で印刷する
- 完成書類に使用する
など、図面データをさまざまな形で利用します。
そのため、
「図面を描ける」だけではなく「きちんと出力できる」ことも重要
です。
私自身、Tfasを使い始めたばかりの頃は印刷だけでも苦労しました。
A1で印刷した図面が薄すぎて、何度も印刷し直したこともあります。
今となっては笑い話ですが、当時はかなり怒られました。
⑤レイヤー・シートの管理
設備図面では、さまざまな情報が入っています。
そのため、
必要な情報だけを表示する
という作業も重要です。
例えば、
「この配管だけ表示したい」
「機器だけ確認したい」
「他の階の情報を消したい」
といった操作です。
私も実際に、
「表示されている情報が多すぎて、必要な図面が見つからない」
という失敗を経験しています。
Tfasを覚えるなら、線を引く操作だけではなく、
レイヤーやシートをどう管理するか
まで覚えたほうが実務では役立ちます。
⑥3Dを使った確認・説明
Tfasを使っていて、個人的にかなり便利だと感じるのが3Dです。
平面図だけでは分かりにくい設備の位置関係も、3Dにすると理解しやすくなります。
特に現場では、
「この配管はここを通ります」
「この高さになります」
「この機器と干渉します」
といった説明がしやすくなります。
私自身、3Dを使って職人さんに説明した際に、
「この図面、分かりやすい」
と言ってもらった経験があります。
これはTfasを覚えて良かったと思った経験の一つです。
Tfasオペレーターに必要なスキル
では、Tfasオペレーターになるためには何が必要なのでしょうか。
私は大きく分けて4つあると思っています。
①Tfasの操作スキル
当然ですが、Tfasを操作できることは重要です。
最低限、
- 線を描く
- 移動
- 複写
- 削除
- 寸法
- レイヤー
- シート
- 印刷
- 図形編集
などは覚えておきたいところです。
ただし、操作方法だけ覚えても十分とは限りません。
②設備図面を読む力
個人的には、こちらのほうが重要だと思っています。
Tfasを覚え始めた頃の私は、
「どう操作するか」
以前に、
「この図面は何を表しているんだ?」
という状態でした。
記号がたくさんある。
線がたくさんある。
配管が複雑に入り組んでいる。
最初は図面を見るだけでかなり疲れました。
分からないものをインターネットで検索しながら、一つずつ覚えていきました。
しかし、設備の知識が増えるにつれて、図面を見るスピードがどんどん上がりました。
最終的には、
図面を見ればある程度内容を理解できる
ようになりました。
だから私は、
Tfasを覚えるなら、Tfasだけではなく設備のことも覚えたほうがいい
と考えています。
③施工現場の知識
さらに重要なのが現場経験です。
例えば図面上では、
「ここに配管を通せばいい」
となっていても、
実際の現場では、
- 梁がある
- 他の配管がある
- ダクトがある
- 天井高さに制限がある
- メンテナンススペースが必要
などの問題が出てきます。
そのため、
「図面上で描ける」ことと「実際に施工できる図面を描ける」ことは別
だと思っています。
ここが施工管理経験者の強みになります。
④コミュニケーション能力
意外に思うかもしれませんが、これも重要です。
図面は一人で完結するものではありません。
施工管理、設計、元請、職人、他業者など、さまざまな人が図面を使います。
そのため、
「この図面は何を意図しているのか」
「ここはどう修正すればいいのか」
などを確認する場面があります。
現場経験がある人なら、施工する側の視点を持って図面を見ることができます。
これは大きな武器になると思います。
Tfasオペレーターと施工管理の違い
ここは転職を考えている人には重要です。
簡単に言えば、
| Tfasオペレーター | 施工管理 | |
|---|---|---|
| 主な仕事 | 図面作成・修正 | 現場全体の管理 |
| PC作業 | 多い | 多い |
| 現場作業 | 案件による | 多い |
| 職人との調整 | 案件による | 多い |
| 図面 | メイン | 管理・確認にも使用 |
| 工程管理 | 基本的にメインではない | 重要 |
| 品質管理 | 基本的にメインではない | 重要 |
| 安全管理 | 基本的にメインではない | 重要 |
もちろん、実際の業務内容は会社によって変わります。
施工管理経験者がTfasオペレーターを目指すメリット
ここが今回の記事で一番伝えたい部分です。
施工管理を経験している人は、
Tfasオペレーターへのキャリアチェンジを考える上で、意外と相性がいい
と私は思っています。
なぜなら、
施工管理=現場を知っている
からです。
例えば、
「この配管をここに描いてください」
と言われたときに、
単純に線を描くだけではなく、
「ここに通すと他の設備とぶつからないか?」
「施工できるスペースはあるか?」
という視点を持つことができます。
これは現場経験がない人には難しい部分です。
施工管理からTfasオペレーターに転職するメリット
具体的には、
①現場経験を活かせる
②設備知識を活かせる
③図面を読む力を活かせる
④Tfas経験をそのままアピールできる
⑤施工管理とは違う働き方を選択できる
というメリットがあります。
特に、
「施工管理を辞めたいけど、今までの設備経験は捨てたくない」
という人には、一つの選択肢になるでしょう。
逆にデメリットもある
もちろん、良いことばかりではありません。
私はTfasオペレーターとして働いた経験がないので、ここは仕事内容から考えた話になります。
例えば、
- 求人によって仕事内容がかなり違う
- CAD操作だけでは足りない場合がある
- ゼロから図面を作る能力が必要な場合がある
- 納期や修正対応がある
- 施工管理より現場に出る機会が減る可能性がある
- 給料が必ず上がるとは限らない
といった点は考えておく必要があります。
特に、
「CADオペレーターなら絶対に楽」
と考えるのはおすすめしません。
仕事なので、当然忙しい時期もあるでしょう。
Tfasオペレーターの年収は?
ここは非常に気になるところだと思います。
ただし、Tfasオペレーターだから一律で「○万円」と言えるものではありません。
年収は、
- 経験年数
- CADスキル
- 使用ソフト
- 設備知識
- 施工図経験
- 雇用形態
- 勤務地域
- 会社
- 担当業務
などによって変わります。
そのため、
「Tfasを覚えれば年収○万円」
と考えるのは危険です。
私自身は施工管理を約5年経験し、現在の年収は約600万円ですが、これはTfasだけで決まったものではありません。
施工管理経験や設備知識、資格、これまでのキャリアなど、複数の要素があります。
だからこそ、
Tfas=高年収
ではなく、
「Tfas+設備知識+現場経験」という組み合わせに価値がある
と考えています。
Tfasしか使えなくても大丈夫?
これもよくある疑問です。
私自身は、Tfas以外のCADソフトを実務で使った経験はありません。
だから、
「AutoCADも使えないとダメなのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
もちろん、求人によって求められるソフトは違います。
ただ、Tfasを実務で使ってきた経験そのものが無意味になるわけではありません。
むしろ、
設備CADを実際の施工現場で使ってきた経験
は一つの武器になります。
そして、CADソフトが変わったとしても、
- 図面の考え方
- レイヤー
- 寸法
- 図面管理
- 設備知識
- 施工図の考え方
など、共通する部分があります。
そのため、Tfasを使っている人は、
「Tfasしか使えない」
ではなく、
「Tfasを実務で使ってきた」
と考えていいと思います。
施工管理からTfasオペレーターへの転職はおすすめ?
私なら、
「今の施工管理が嫌だから、とりあえずCADオペレーター」
という考え方では転職しません。
しかし、
「現場経験は活かしたい」
「図面を見るのが好き」
「パソコン作業が好き」
「Tfasをもっと極めたい」
「施工管理以外の働き方も経験してみたい」
という人なら、かなり検討する価値があると思います。
特に設備施工管理を経験している人なら、
施工管理+設備知識+Tfas
という組み合わせを活かせます。
実は「施工管理かCADオペレーターか」の二択ではない
私はここが一番重要だと思っています。
キャリアを考えるとき、
「施工管理を続ける」
「CADオペレーターになる」
の二択で考えてしまいがちです。
しかし、実際にはもっと選択肢があります。
例えば、
設備施工管理
↓
施工図担当
↓
Tfasオペレーター
↓
設備CADオペレーター
↓
BIM・3D関連
などです。
もちろん、必要なスキルはそれぞれ違います。
だからこそ、
今持っているスキルをどう組み合わせるか
が重要になります。
私がTfasを覚えて一番変わったこと
私の場合、Tfasを覚えて一番変わったのは、単純に「図面が描けるようになった」ことではありません。
仕事に対する自信がついたことです。
最初は図面を見ても分からない。
分からないから人に聞く。
人に聞くのも申し訳ない。
時間もかかる。
そんな状態でした。
しかし、少しずつ図面が分かるようになりました。
すると、
「この図面なら自分で修正できる」
「この程度なら自分で対応できる」
ということが増えていきました。
さらに、現場でTfasを使えることで、任せてもらえる仕事も増えました。
今では、Tfasを使えることが自分の仕事上の一つの武器になっています。
Tfasを使える人は、一度求人を見てみるといい
転職するかどうかは別として、
「自分のTfas経験が市場でどのように評価されているのか」
を確認してみるのはおすすめです。
求人を見ると、
- Tfasを使う仕事があるのか
- どんな経験が求められているのか
- 施工図経験が必要なのか
- CADオペレーターとして何をするのか
- 勤務条件はどうなのか
- 給与水準はどうなのか
などが分かります。
「転職するつもりはないから求人を見る必要はない」
と思うかもしれません。
しかし、私はむしろ、
転職する予定がないときこそ求人を見ておく
のもありだと思います。
自分の現在地が分かるからです。
Tfas・CAD経験を活かせる求人を見てみる
もし、
「Tfasを使えるけど、どんな仕事があるのか分からない」
「施工管理以外の仕事も見てみたい」
「CADオペレーターへの転職も選択肢に入れたい」
という人は、一度求人を見てみてください。
▼ Tfas・CAD経験を活かせる求人を見てみる
転職するかどうかを決める必要はありません。
まずは、
「自分の経験で応募できそうな求人があるのか」
を確認するだけでも十分です。
まとめ|Tfasを使えるなら、それは一つの武器になる
Tfasオペレーターは、単純にCADソフトを操作するだけの仕事ではありません。
特に設備分野では、
Tfas操作+設備知識+図面を読む力+現場経験
の組み合わせが重要だと私は考えています。
施工管理経験者であれば、
- 現場を知っている
- 設備を知っている
- 図面を読める
- 職人とのやり取りを経験している
- Tfasを実務で使っている
という強みがあります。
だから、
「施工管理しかできない」
と考える必要はありません。
今までの経験を別の仕事に活かすこともできます。
私自身、最初はTfasをほとんど使えませんでした。
それでも5年間現場で使い続けることで、今では自分の武器の一つになっています。
もしあなたが今Tfasを使っているなら、
「ただCADソフトを触っている」
と考えるのではなく、
「設備×現場×CADというスキルを持っている」
と考えてみてください。
それだけでも、今後のキャリアの見え方は変わってくると思います。
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